「雨の窓」      2 0 0 8

 

ビイドロの粒の朝

こまりはてた新聞紙

  まるで 何も なかった か のように

  まるで 何か なかった か のように

空白すぎるベルの声

まちがいなく並んだ器

  とまどいを どこに おきざりに
 
  とまどいが どこに おざなりに


      かたく閉ざした窓のそれに

      流れおちるは 見覚えある感情


      ほほ伝う そのはかなさ 感傷

      アッシュグレイのピアノ線 

左側はさみしさの定位置

たたずむものごしだけ 蒼く

深くきしむ 思い出のゆりかご

ノイズまじりの沈黙がやまない

・・・・・・そして 糸が切れた・・・